シシガシラ(獅子頭) シシガシラ科 ヒリュウシダ属 学名:Blechnum niponicum (Kunze) Makino
2011.11.3 岐阜県下呂市 白草山
日本各地の湿った山の斜面で、ごく普通に見られる日本の固有種です。
放射状に広がる葉の様子を、獅子の鬣に見立てて名付けられました。
栄養葉は長さ約40cmで、基部と先端が細くなっています。
胞子葉は立ち上がり、春は赤みを帯びていますが、夏には緑色になり、この時期は黒くなっていました。
オサシダに似ますが、羽片の中肋の上面の溝がはっきりしていることなどからシシガシラとしました。
高さ20〜40cmの常緑のシダ植物。
シダは見分けが難しいので敬遠していたのですが、少しずつ見分けられるようになればと思います。